
広〜い津軽平野のどこからでも見える岩木山。見る場所・角度、見る季節、見る時間、見る人によってさまざまな顔を見せてくれます。遠くに見て美しく、近くに見てさらに魅力的な岩木山。てっぺんから麓まで、たくさんの魅力が秘められています。岩木山をスキな人たちがもっと元気になって、もっと多くの人に岩木山を知ってもらい、スキになってもらう。
岩木山は津軽地方のランドマーク的存在で、津軽のイメージシンボルです。弘前市、鰺ヶ沢町にまたがる県内では一番高い山です。
古書「合浦奇説」には「岩木山は当国の総鎮守にして東奧無双の名山なり。麓より峰に至りて百五十余町峡裾の周囲四十一里、一山の形勢巍然として千巌競ひ秀で叢林鬱茂して白雲常山腰を繞り、世に奥富士または津軽不二と云う。」という記述があります。
標高が1,625mで全国レベルでは低い山であり、別称を津軽富士といいます。また、ランクBに分類されている活火山で、このランクは「富士山」と同じです。
かつて三条実美が「陸奥の国のしずめの岩木山うごかぬすがた見るがたのしさ」と詠んでいるように、高さはありませんが長い裾野を広げたその姿は富士山に似た円錐形で、平野に気高く君臨する独立・孤峰です。そして、その質的美観から尊厳を周りに住む者たちに深く印象づけるものとなっています。遠目には独立峰ですが、西、南端で白神山地と接して回廊的につながっているとしてもいいでしょう。ところが、見る方向ではその山容は大きく変わります。
それは岩木山が火山であり、その基盤が西と南側では数千年前、東と北側では百万年から数千年前(縄文時代の早期)という地層の違いと爆裂火口が多数存在していることによるのです。一番大きな赤倉火口は長径600mの馬蹄形、深さは100mもあります。それらは開析谷を形成し、12の大きな沢を発達させ谷頭を絶壁としながら、日本海に、あるものは岩木川や中村川等に注いでいます。鳥の海噴火口後や溶岩ドームは約3000年前のもので、山頂部がその中央火口丘です。山麓には百沢、三本柳、嶽とその温泉地があります。このような開析谷の発達によって、岩木山には貧弱な高層湿原が北面に一カ所しかありません。高層湿原のないことが八甲田山との大きな違いで、これによって植物相にも違いがあります。
岩木山は、火山本体が成長するにつれてその山腹に噴出した寄生火山を多く持っています。地図で「…森、または…森山」と称されているものです。この寄生火山の列の配置により、見事な円錐形のはずの津軽富士・岩木山も実は歪んだ円錐形なのです。寄生火山の多くが岩木山の西側に偏在していることによって東南の方角からの岩木山はコニーデ形の秀麗さを見せるのです。
| 1 | 草花を取ったり、傷つけたりしない。 | 2 | ゴミは捨てないで、持ち帰る。 |
|---|---|---|---|
| 3 | 登山道を外れて歩かない。 | 4 | 標識などの指示に従って行動する。 |
| 5 | 動物を捕らえたり、おどしたりしない。 | 6 | 犬や猫などのペットを連れ込まない。 |
| 7 | 他の植物(種を含む)を持ち込まない。 | 8 | 大声を出したり、石などを落としたりしない。 |
岩木山神社と高照神社を結ぶ遊歩道。ミズナラ・コナラなどの広葉樹林、唐松・杉林に野鳥のさえずりの中、りんごでもかじりながら歩いてみましょう。

創建は780年ともいわれており、記録では、2度の火災にあい、特に一度目の1589年には大半を焼失。現存する神社は、津軽各藩主が建立したといわれ、400年弱もの間、風雪に耐えたヒバ造り。藩政時代に仏教・密教が浸透して、岩木山三所大権現(現岩木山神社)として祀られるようになったといわれてる。国重要文化財(楼門等6棟)。

国重要文化財(拝殿等8棟2基)。津軽の藩祖為信と、名君4代信政公が祀られています。宝物殿は見学でき、津軽為信が豊臣秀吉から与えられたといわれる「友成の太刀」や密偵に調べさせた、日本各所の城の見取図など、極めて貴重な資料の他、太刀や具足など津軽藩の宝物が収蔵されています。

津軽藩3番札所の霊場。 境内にある大きな釣鐘は県内一ともいわれます。 二代藩主津軽信政が虚空蔵菩薩を安置した、真言宗の秘法求聞持法を行う修験道場でした。

うっそうとした森林に囲まれ、木漏れ日と滝の音、そして木々の香りは、心を優雅にさせてくれる。新緑と紅葉の時期の景観は、一見の価値あり。嶽温泉郷より車で5分。

お山の駅「岩木さんぽ館」(岩木トレイルセンター) 岩木の自然や歴史、文化などの情報提供をしています。展示スペースでは、東北自然歩道の概要をグラフィックパネルや大型タペトリーで紹介。 また「足湯」もあります。

嶽温泉と湯段温泉の中間に位置する沼や湿地帯は、ミズバショウの大群生地。 4月下旬〜5月上旬にかけて、清楚な白が一面を彩ります。

岩木山南麓に20kmに、6,500本の世界一長い桜並木。昭和60年から植樹された「オオヤマザクラ」は、緑萌える山麓に鮮やかな紅の色を添えます。

桜林公園の桜は、弘前公園の桜から約10日後が見頃。岩木山麓の高原に囲まれたおいしい空気の中のお花見は、心も身体もリフレッシュさせてくれるはず。